月の庭で見た夢を

ニコッとタウンでひとりごと。

2019-01-01から1年間の記事一覧

歳々年々人同じからず

神代の図書館と星の導き手(2019-09-05) 小さかった頃。いつも東京の従姉から届くお洒落なお下がりの服が楽しみだった。 今年はシンデレラみたいなあの服,着られるかな?わくわくしながら試着する。あぁだめだ。まだ大きすぎる! 今年はどうかな?まだちょ…

どうしようもなく鳥が好きで

ようこそ ことりカフェ ほんの小さな子供だった頃から鳥が好きだった。幼稚園のお絵描きでも必ず小鳥を描いていた。 嘴ってどうなっているんだろう。翼ってどうなっているんだろう。 小鳥を飼ったら肩に乗ってくれるかしら。羽ペンが作れるかしら。 親にねだ…

花火の夜は一人で

ドキ☆ドキ SUMMER NIGHT IMPACT 沢山の場所に住んだから色々な花火を見てきたなと思う。 で、いつ見た花火が一番心に残っているかと考えると、毎年一人で見ていた地元の花火だ。 実家から歩いて行ける距離の、地下水が湧き出る川縁。 そこが幼い頃から私が地…

哀しい金魚の想い出

金魚と朝顔の夏 もう20年も前の夏のこと。京都祇園祭の宵山の午後だった。 四条通から室町通りを少し上ったあたりだっただろうか。電柱から出た杭に、2匹の金魚が釣り下げられていた。 金魚すくいで採った金魚を連れて帰らずそこに捨てたのだろう。 午後の太…

おじいちゃんの家で夏休み

おじいちゃんの家でなつやすみ 秋田のおじいちゃんの家は瓦屋根つきの立派な門構え。玄関の広い土間はひんやりしていた。 着物に割烹着姿の祖母はいつも台所にいて従弟たちが家の中を走り回っていた。 遠くから来る私や妹のために祖父はいつもサイダーと西瓜…

遠い夏の日のこと

Sea Opening(2019-07-11) 夏の陽射しの中で思い出す遠い夏に失った友のこと 心が幼かったから心が盲目だったから 失って沢山の時を経て無益な悔いを空に透かす あなたは魅力的だったあなたは私の友だった 擦れ違ってももう分からないね

言霊をさがして

灯台までお散歩しましょ♪(2019-07-17) その時には優しさを感じさせない優しい言葉があるんだって。 その時には酷さを感じさせない酷い言葉も。 そうだね。確かにあるね。 たくさん人を傷つけて生きてきたよ。 だから今心から思う。 あからさまな優しさじゃ…

マーメイドメモリー

メルヘンサマー(2019-07-09) いつかの夏の日あるはずのない記憶 エメラルドの海を歩いた懐かしい人と いつかの夏の日夢の向こう海の底 輝く笑顔が悲しくて私は無力な人魚だった

心は空へ羽ばたいて

五月晴れのあじさい いつか少女だった頃雨上がりの青い空を見上げてた 青い青いあの空の白い白い輝く雲は遠い遠い私の未来 空と雲に溶け込んでどこまでも飛んでゆける 私の心はこんなにも空の上なのに私の身体は地面の上それがとても不思議だった

夜に帰る

夜は不思議な時間。 太陽の光がないだけなのに昼とは違う空間になる。 そんな夜だけ私は私になれる。 もうすぐ夜明け。サヨナラだね。 (2019/02/20)

氷姫の想い出

最初に覚えているのは札幌オリンピック。 嬉しそうに氷の上を滑っていくジャネット・リン。 可愛い笑顔だった。 美しいと思ったのはカタリナ・ヴィット。 最後に見たにはリレハンメル・オリンピックだった。 スケートの向こうに表現されているものが見えそう…

Hello Hello new year.

ハロウハロウ2019年。 毎年思うのです。 どうか何事も無く普通に過ぎゆく年になりますようにと。 特別素敵なことなど要らない。 だからただ穏やかに普通に過ぎて欲しいと。 ハロウハロウ2019年。 どうか普通の年になりますように。 (2019/01/01)